立川反戦ビラ弾圧裁判闘争について


04年2月に立川で起こった、反戦ビラ弾圧事件。
自衛隊のイラク派兵の是非をめぐって国論が二分する状況の中、それを押し切って自衛官が出発させられたその時、権力が私たちテント村の仲間3人を、ただ反戦ビラをポスティングしたというだけの理由で令状逮捕、起訴、そして75日間も拘束したという、前代未聞の出来事でした。

裁判は、一審(八王子地裁)では「ポスティングは憲法が認める表現の自由のの一形態で」として無罪判決が下りましたが、検察側は控訴。東京高裁で逆転有罪(罰金刑)の判決が出て、08年4月には最高裁でその判決が確定するという結果でした。

長らくご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

私たちは、裁判の判決では確かに「負けた」かも知れません。しかし判決後も「不当判決を認めない」という声をあげ続けてきたし、国連自由権規約委員会から、日本の政治的ビラのポスティングに対する弾圧状況の改善を求める勧告を引き出すなど、決して「負けっぱなし」で幕切れを迎えた訳ではありません。日常のたかかいは、まだまだ続きます。

この5年間、幅広いご支援を通して新しい仲間たちと出会い、繋がりを広げることができたのは、私たちテント村にとって何物にも代えがたい財産です。重ね重ね、みなさんにお礼申し上げます。


反戦ビラ弾圧救援会からのお知らせ


●救援会の解散とその後のお問い合わせについて

09年3月7日の最後の集会をもって、裁判闘争の支援団体としての「立川・反戦ビラ弾圧救援会」の活動終了しました。これ以降は、反戦ビラ事件に関するお問い合わせは、救援会宛てではなく直接テント村までお願いします。

●事件や裁判の詳細を知りたい方は

救援会のHPを当面残しておきますのでそちらをご覧ください。(→救援会HPへ
また、救援会発行の総括パンフレット『立川・反戦ビラ弾圧 全記録2004-2009』も合わせてご覧下さい。